伊勢物語の助動詞
本書は、入門書としての高校古典文法書を一段深めて古典文法を考察することのできる視点や用例を提供します。
● 編著者:宮下拓三
● 版型頁数:A5判 368頁
● 定価:2750円(本体2500円+税)
● ISBN:978-4-86460-359-1
● 刊行年月日:2018年4月20日
● 版型頁数:A5判 368頁
● 定価:2750円(本体2500円+税)
● ISBN:978-4-86460-359-1
● 刊行年月日:2018年4月20日
特長
1 高校古典文法書が触れずに済ませている点に光を当てて考察する
高校古典文法書の執筆に携わって二十年あまり、その間、ご指導の現場からのご質問・ご指摘をいただきました。本書は、それらを踏まえ、高校古典文法の中核たる助動詞について高校古典文法書よりもより広く目を配り、より深く掘り下げて考察することを目指しました。
2 一つの古典作品を読むのにどれだけの文法知識が必要なのか明らかにする
高校古典文法書は平安中期の語法を中心に示すのを原則としています。本書は、高校古文の定番教材『伊勢物語』一作品を特に取り上げ、その読解のためにどれだけの文法理解が必要なのかを、古典全般にわたる考察と並行して明らかにすることを試みました。
3 各助動詞の文法的意味のすべてに対して、すべての活用形の用例を示す
高校古典文法書に注記のない助動詞はそのすべての文法的意味にすべての活用形がそろっているのか。その疑問に答えるべく、本書では助動詞ごとに複数ある文法的意味のそれぞれについて、すべての活用形に用例を見いだせるのかを明らかにしてみました。
*本書は教師用の専門書です。